短歌 主婦のつれづれ   

うつ伏せになりそこねて転がった主婦も渇望もてあましてる

半分と約分の違いを知った日主婦への一歩踏み出したんだ

ずれている襖の角に右足の小指ぶつけて主婦はお休み

あの枕七福神を隠してた小六のわたしも隠してた

おはようとおかえりなさいおやすみを今夜も言えた今夜も聞けた

アイロンが嫌でクリーニング出すために時給800円のパートをする

布団からお日様の匂いしてると顔歪ませる夫に枕放り投げ

雑誌みてワイドショーみて知らぬ間にトリビア増えて体重も増え

洗濯が全自動になりもう少したたみもできるのを待っている

月一で窓ふきしてはうつりこむ硝子のなかに憧れの青

液晶をふいては絡む埃みて勝ったとガッツポーズして

久しぶり満員電車に乗り込んでおしり押されたおなか押された

破けてるタオル靴下雑巾に今日も拭き拭きプロ主婦気取って

こんなにも彼の料理がうまいから私はいまだ新米主婦で

換気扇まわして今日の焼き肉を隣近所に自慢する予定

掃除している間には考えが前向きになる初七日でした

子のいない夫婦であることつづけるとプリントゴッコで印刷した夜

ビリーしたその夜焼いた卵焼きフライパンには入ってなかった

ようやっと最低気温10度以下コップについた水滴みてた
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by kosugi-tanka | 2007-12-18 14:54 | 短歌

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