短歌 主婦のつれづれ
2007年 12月 18日
うつ伏せになりそこねて転がった主婦も渇望もてあましてる
半分と約分の違いを知った日主婦への一歩踏み出したんだ
ずれている襖の角に右足の小指ぶつけて主婦はお休み
あの枕七福神を隠してた小六のわたしも隠してた
おはようとおかえりなさいおやすみを今夜も言えた今夜も聞けた
アイロンが嫌でクリーニング出すために時給800円のパートをする
布団からお日様の匂いしてると顔歪ませる夫に枕放り投げ
雑誌みてワイドショーみて知らぬ間にトリビア増えて体重も増え
洗濯が全自動になりもう少したたみもできるのを待っている
月一で窓ふきしてはうつりこむ硝子のなかに憧れの青
液晶をふいては絡む埃みて勝ったとガッツポーズして
久しぶり満員電車に乗り込んでおしり押されたおなか押された
破けてるタオル靴下雑巾に今日も拭き拭きプロ主婦気取って
こんなにも彼の料理がうまいから私はいまだ新米主婦で
換気扇まわして今日の焼き肉を隣近所に自慢する予定
掃除している間には考えが前向きになる初七日でした
子のいない夫婦であることつづけるとプリントゴッコで印刷した夜
ビリーしたその夜焼いた卵焼きフライパンには入ってなかった
ようやっと最低気温10度以下コップについた水滴みてた
半分と約分の違いを知った日主婦への一歩踏み出したんだ
ずれている襖の角に右足の小指ぶつけて主婦はお休み
あの枕七福神を隠してた小六のわたしも隠してた
おはようとおかえりなさいおやすみを今夜も言えた今夜も聞けた
アイロンが嫌でクリーニング出すために時給800円のパートをする
布団からお日様の匂いしてると顔歪ませる夫に枕放り投げ
雑誌みてワイドショーみて知らぬ間にトリビア増えて体重も増え
洗濯が全自動になりもう少したたみもできるのを待っている
月一で窓ふきしてはうつりこむ硝子のなかに憧れの青
液晶をふいては絡む埃みて勝ったとガッツポーズして
久しぶり満員電車に乗り込んでおしり押されたおなか押された
破けてるタオル靴下雑巾に今日も拭き拭きプロ主婦気取って
こんなにも彼の料理がうまいから私はいまだ新米主婦で
換気扇まわして今日の焼き肉を隣近所に自慢する予定
掃除している間には考えが前向きになる初七日でした
子のいない夫婦であることつづけるとプリントゴッコで印刷した夜
ビリーしたその夜焼いた卵焼きフライパンには入ってなかった
ようやっと最低気温10度以下コップについた水滴みてた
by kosugi-tanka | 2007-12-18 14:54 | 短歌